私が二十代、大手通信事業者に従事していた頃の話です。
やたら私のことを馬鹿というメーカー出身の上司がいました。
馬鹿にされることが大嫌いな性分なので腹が立ちます。
ある日私が英会話を勉強したい旨話したところ、やはり馬鹿だと言われました。
英会話資格で会社に評価してもらおうという動機を看破されたようです。
要は、そもそもおまえに話題や目的があるのか、というはなしです。
ごもっとも。
私の中にまだ分かち合いたいテーマもなければ、語学を用いてなにをしたいのかというビジョンもありませんでした。
年齢的にそんなことを言われても…というところですが。
若いからこそ真面目に一生懸命やることは尊いですし、すぐに役立たなくても資格の取得やスキル向上は意義があると私は思います。
でも言わんとしていたことは、上司の齢も越えた今は解かります。