最近感銘を受けたお話です。
NYの摩天楼と海面に反射した影の写真。
ビル群と鏡像の影は見事な相似を成しており、空と海の青も同じです。
しかし一方はコンクリートの構造物、かたや水面の虚像です。
鏡面のような水面は風や波で揺れ動きます、それはまるで現実を前にした「心」のようではないでしょうか。
心とは、こうして現実(リアル)を前にして反応する受動的なもの、そう捉えがちです。
現実は強固で、心はたゆたうもの。
しかし視点を変えれば、そびえるビルにせよ、人が創りしものは必ず誰かの心の青写真が具現化したものです。
心がこの現実を創っている、こともまた事実。
先の読めない時代だからこそ、心には力がある、現実を変える力があるという核心を持ちたいものです。